ベンチャーキャピタリストになるまで

証券・人材・ベンチャー企業を経てVCへ

私は2004年に証券会社のVC部門に転職しはじめてべンチャーキャピタリストとしてのキャリアをスタートしました。そしてベンチャーキャピタリスト・投資家をライフワークにすると決心するまでに多くの時間は掛かりませんでした。出資先のベンチャー企業のチャレンジを支援し、彼らの事業の成長と失敗、喜びと苦しみの一端を知り、この仕事の奥深さに触れ、これは一生かけて取り組む価値があると確信したからです。

 

その後、経営経験を求めて設立1年のベンチャー企業に参画し、CFO・CEOとして約5年半経営に携わりました。管理会計の仕組みづくりにはじまり、VC・銀行からの資金調達/上場(IPO)準備/リストラ/M&A(買収・被買収)/新規事業開発に携わり、最終的にはそのベンチャーは上場企業グループに吸収されはしましたが、この経営者としての経験も現在ベンチャーキャピタリストとして出資先や日々新たに出会う起業家・起業家候補の皆さまと向き合う際に活きていると感じています。

 

これからもシード期にこだわって最高のベンチャーキャピタリストになるべく、成功した起業家やエンジェル・VCなどの投資家、事業会社や政府・自治体などのサポーターの皆さまと連携し、日本/世界にインパクトを与えるスタートアップ/ベンチャー企業を生み出し、支援していきたいと思います。

起業家、そして将来起業をお考えの皆さまへ

ベンチャーキャピタリストは出版の世界で言えば編集者のようなものです。決して表に立たず、創造主たる作家の作品テーマや表現手法を定めるうえで数多の事例や世の中のトレンドを理解したうえで議論し、作品の方向性を決める意思決定を支援したり、どうすれば多くの読み手に作品を届けることができるかというマーケティングの実行を支援する役割です。つまり、事業の成功・失敗事例を知り、起業家の重要な意思決定のサポートをし、事業を伸ばすために人/モノ/金のネットワークを提供する黒子ということです。

 

我々ベンチャーキャピタリストは起業家という主役なしでは存在しえないのです。ゆえに、いまここにない未来を創ろうという起業家という特異な人種の登場を渇望しているのです。

 

まだ世の中にない価値を生み出すべく、ひたすらユーザーに向き合い、愛されるプロダクトづくりに没頭できる起業家の皆さまと一緒に、苦しくも愉しい冒険の旅に出れたら最高に幸せです。