投資家とのコミュニケーション

投資家と起業家の時間の使い方について

VCから出資を受けるときに起業家側が気になることのひとつとして「投資後どれくらいの頻度でどのようなコミュニケーションが必要なのか?」があると思います。実際に質問を受けることが多いです。

 

スタートアップ/ベンチャー企業側のステージや起業家のタイプによって使い分ける部分はあるのですが、私の基本イメージは以下の通りです。

 

シードステージ:エンジェル・シードVCからの資金調達完了, 創業後〜1年

  • 週1回、30分〜60分、面談かSkypeを行う
  • 気になることがあればお互いに時間を問わず連絡を取る(主にFacebookメッセージ)
  • 大きな方針変更(ピボット)を検討する際は”合宿”を行う ※合宿はロングタイムミーティングのこと。会社の会議室の場合もあれば実際に喧騒を離れて行うこともある。 

アーリーステージ:シード・アーリーVCからの追加・新規調達, 創業半年後から1年半後

  • 週1回か隔週、30〜60分、面談かSkypeを行う
  • 上記以外は基本的にシードステージと同じ

ミドルステージ以降:シリーズA以降の資金調達, 創業1年後〜

  • 月1回、60分、面談
  • 上記に加えてリード投資家とは週次ないしは隔週の面談かSkypeを入れることも 

つづいて私なりに感じる理想的なミーティングについて書きたいと思います。

理想的なミーティング

相手や状況によってかなり変わるとも思っていますが、理想は5分でミーティングを終えることです。

 

5分で終わるミーティングとは、

  1. 適切な期間のKPIや月次決算等の推移が明示されている
  2. 上記KPI等の計画と実績との差異の原因を把握ないしはあたりをつけている
  3. それを元に新たな仮説を立て、すでに検証をしはじめており、その新たな打ち手の”アリ・ナシ”が見えている(もしくは類推している)

という状態で起業家側がミーティングに臨んでいれば実現可能です。当然ベンチャーキャピタリスト側もそれに対して事前準備をしているケースもあります(聞きたいことがある)。

 

逆に良くないパターンとしては上記の1しかなく、質問にも答えられない(生データやプロダクトの最新状況を見ていない)ときでしょうかね。事情はあると思いますが、ここが出来ていないと厳しく指摘させていただくこともあります。なぜなら我々もそれくらい相手のプロダクトは触りまくったり毎日のようにデータを見ているからです。起業家は狂ったように細部に目が行き、手も動かすくらいが普通だと思っていますのでそこは慢心や不注意が見えたらしっかり言わせていただこうかなと。

 

 

あと、ミーティングで準備すべきこととしてもうひとつオススメしたいのは、投資家へのお願いごとを用意しておくことです。彼らも事業の成果を出すという意味では同じベクトルを向いているわけですから遠慮なく巻き込んでみてください。

 

報告だけをするミーティングは意味がないと思いますので、しっかりステークホルダー全員にとって実のあるコンテンツを用意し、本質的なコミュニケーションを取って、生産的な場としていきたいですね。

 

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