FindTheBest

検索の不便さ・恣意性の排除に注目

ベンチャーキャピタリストが多く受ける質問。

 

『どういった業界(企業)に注目されていますか?』

 

日々、目を皿にして(ってイマドキ言わないか?笑)スタートアップ/ベンチャー企業を探し回っているイメージが強いためでしょうか。もしくは、ビジネスのヒントを期待して、のことでしょうか。

 

オープンにしている既投資先があればすぐ企業名を挙げて説明をしますが、それ以外の場合は「○○で困るじゃないですか? それを解決してくれるサービスですかねぇ?」とか濁してしまうケースもあります。それでピンと来てもらえないときには「例えば北米で流行っている△△ってサービスご存知ですか?」といった形で国外の実例を挙げるケースもあります。

 

ということで、最近は信頼できる情報や商品を的確に届けるサービスやメディアに注目しています(専門家によるキュレーションコマースであったり、Sansanさんのようなデジタルスキャン+人力の名刺管理サービスとか)。

 

視点としては目新しくないかもしれませんが、「膨大な検索結果のなかから本当に自分が欲しい情報にはたどり着かない」「比較サイトの情報はメディア運営側の恣意が入っているので信用できない」という不便さは依然解消されないまま残っているように思います。

 

そのなかで、ひとつの形として注目している(何かスルーできないで気になっている)のが米FindTheBest.comです。

 

ローンチが2010年12月なので既に2年と3か月が経過しているサービスですが(2011年2月時点でMAU100万人)、資金調達も順調に進んでいます。

 

関連記事(TechCrunchより)

 

FindTheBest.com, Incは、Double Click(Googleが$3.1Bで買収)の共同創業者であるKevin O'Connorにより2009年5月に設立されています(サービスのローンチは2010年12月)。

 

これまで$17M(約16億円)を調達しておりKleiner Perkins Caufield & Byersが主な資金の出し手になっています。直近3月のシリーズBラウンドではNew World VenturesというシカゴのVCがリード投資家となったようです。社員数は50名程度。

 

欲しい情報が手に入らないため”決断”が出来ないという消費者に対して、直感的なUIを保ちつつ、広告主などのバイアスがかかっていない、信頼できる一次情報(例えば政府発表情報や専門家の裏付けのある情報)を集めて、大学やスマートフォン端末やゴルフコースや犬といったカテゴリにおいて幅広く情報と比較手段を提供するメディア/サービスです。

 

FindTheData、FindTheCompany、FindTheListingなどの横展開やFindTheBest Spain, Koreaなど海外展開も順調に進行中の様子。

 

新しい形の比較情報サイトの在り方として、ヒントが詰まっている会社のように思いますので、引き続きウォッチしていきます。

 

最後に2010年当時のケヴィン・オコナーのインタビュー記事がありましたので、彼らの思想を理解する一助として頂ければと思います。

 

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