ECのトレンドについて

ECの進化

最近CoffeeMeetingにハマっているCAV竹川です。

 

楽天さんの国内の好業績がありつつ、Amazonさんがそれに迫っているのでは?というお話にあるように、国内のEC市場は年率10%の成長を続けながら、私たちの生活のなかで一定の地位を得たように感じています。インターネットでモノを買うのはちょっとね…とか言っていたひとが多かった時代を思い出すと隔世の感があります。

 

そして、何でもAmazonや楽天で買えてしまう(ように感じている)時代、新しい質的な変化や新しい買い物の価値を提示するようなサービスが出始め、次のステージに移ってきているように感じます。

 

北米ではセレブリティを使ったキュレーション・コマース(Curated Commerce)を提供しているBeachMintが業容を拡大しているのはご存知の方も多いかもしれません。2011年にJewelMint(一つのカテゴリ)で月次50万ドルの売上があったという記事があり、直近は四半期ごとに売上高が倍増しているという噂もあり、注目しています。資金調達もこれまでに73.5万米ドル(約70億円)実行しており社員数も120名を超えているということなので、期待値の高さも伺えます。元々メディア企業のNewsCorporation系インキュベータによって立ち上げられているということもここまでの成長の要因かなと思いますが。

 

ということで、消費者の目線で見た場合、サーチして目的買いをすることへの違和感がなくなってきているものの「興味はあって、その分野はまだ詳しくはないけれど、ちょっとこだわりたい」カテゴリ(嗜好品とか本とかファッションとか)のモノと出会うために「誰かのおすすめを買う」という選択肢があるのかなと思っています。

 

実際に「NRIの生活者1万人アンケート調査」を見ても、消費スタイルの変化がはっきりしてきました。

 

2000年からの3年ごとの定点観測で大きく伸びているのが「自分が気に入った付加価値には(価格が高くとも)対価を払う」プレミアム消費スタイル。2000年に13%だった割合が2012年には22%と大幅に増えています。

 

同調査で他に興味深かったのは「中高年は販売員やアドバイザー、若年層は友人」を情報源としているということ。キュレーションは中高年? 若年層はソーシャル? と決めつけてもいけないんですが、誰かの声を聞いて判断したいというニーズはあるということでしょう。

 

そして、インターネットで商品を買う場合でも実物を(店舗で)確認してから買いたい、と感じているひとが70%存在するということも見逃せませんね。

 

百貨店やセレクトショップで買い物をしようとぶらぶらするけど販売員の専門性が信じ切れず購入を決めきれない、そして、ネットでは検索結果の多すぎる商品は買いたくない、良いモノを検索で見つけるのは難しい、という潜在的な消費者がいるようなイメージを私は持っています。

 

百貨店に、プロのスタイリストがいて、中立な立場で一人一人に服を提案してくれるなら、少しばかり高くても(まず1回は)試すよなーと、思うわけです。

 

ネットでもひとの顔が見えないところをどう克服するか、の一つの解が「セレブ」「専門家」の活用という方向性なのかなと。

 

ということで、一括りに”EC”市場と呼べない時代に完全に入ったと思っておりますので、あらためてユニークな起業家が出てきてくれることを期待しています。

 

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